蚊にO型の血液型が刺されやすい説を覆すぞ!O型に吉報か?
2016/07/14
夏になると私は人一倍憂鬱になるんですよ。
それは、血液型がO型だから!
O型が一番刺されやすいとか言うじゃないですか、
でもそもそもそれってホントなのか?
血液型での性格診断も両論あるしさ。
この説が覆ればちょっとは気休めになるかも、と思って調べてみました。
O型が刺されやすいと言われるようになった調査
どうやら実際の調査でO型が刺されやすい、という結果が出てるみたいです 泣
何でも1972年に行われた調査では、
蚊の腸内の血液を調べて
O>B>AB>A
という割合であったと報告されてるみたいです。
いや、待てよ・・・。
腸内?・・・ということは、
O>B>AB>Aのような血液型分布の土地であれば、それ当たり前じゃないの?
という疑問がふと浮かんできました。
あ、でもAB型がAより多いってどんな地域だよ、とも思いますが(--)
日本人の血液型分布
ちなみに日本の血液型分布はというと
- A型・・・38%
- O型・・・31%
- B型・・・22%
- AB型・・・9%
ということです。
むむむ~、これじゃあやっぱりA型有利でO型不利じゃないか~。
いや待てよ?
この実験どこでやったんだ?
O型が蚊に多く刺されたのはイギリスで行われた実験
じゃあイギリスの血液型分布は、というと
- A型・・・42%
- O型・・・47%
- B型・・・8%
- AB型・・・3%
で採取された血液が多い順に、
O>B>AB>A
ということは、A型は確かに刺されにくいのは明らかだけど、
それより逆に・・・・・・、
B型とAB型メッチャ刺されてるじゃん!
むしろO型分布多いんだから、O型が多く刺されてるのは当然では!?
まだぬか喜びは出来無い
ちなみにこの対象になった蚊はガンビアハマダラカという種類で、
日本には生息しないとか。
く~、まだ結論は出ない。
日本で行われた蚊に刺されやすさ実験では
じゃあ、と思ったら日本で最もポピュラーなヒトスジシマカって種類で行った実験があるようです。
これは2004年に白井さんという方の下行われた実験ということなので、より最新で信ぴょう性があるのでは。
その結果はというと・・・・・
O>B>AB>A
一緒じゃないか!?
じゃ、じゃあ、
実験方法はどうなのさ?
同じく腸内の、であれば単に血液型の分布によるよね?
日本で行われた実験方法
- A型・・・21人
- O型・・・19人
- B型・・・17人
- AB型・・・7人
を用意して。
ってAB型少な!?
これ見つからなかったんじゃなくて、気まぐれでバックレられたんだったりして^^;
で、それぞれが専用のガラス容器に腕を入れて検証したと・・・。
それで、刺された数・・・では無く刺されやすさを検証ということは、
人数差も考慮に入れた結果、刺されやすさが
O>B>AB>A
ナンテコッタ・・・。
最初の調べて終わりにすればよかった・・・。
ただ、検体数64人ということなのでさ・・・・。
うん、そうだよ運要素もあるよね。
O型が刺されやすいのか?A型が刺されにくいのか?
イギリスの実験では、A型が刺されにくいのは見て取れるけど、あとは単純に人数の比率じゃないか、と思うし、
その後の日本の実験もA型が刺されにくいのは分かるけど、あとはちょっと定かじゃないんだよな~。
検体数64人だし、実際の刺された数が分からないから何とも・・・・。
実際のところ、こんな感じの実験でのデータしかないから、
専門家さんでも結論付けは出来てないみたいなんですよね。
じゃ、ここまでO型が刺されやすいって言い切られてるのって何なんだ?
O型の血液は花の蜜に似てる?
どうも「O型 蚊」について調べていると、O型の血液は花の蜜に分子構造が似てるから、
だからO型は狙われるんだ!
という説明が多く目に付きました。
花の蜜でなんで?というのはこの記事参考にしてみてください。
いや、でも血を吸いに来る蚊は、花の蜜目当てじゃないし、
なんか腑に落ちないんだよな~と思って、さらに調べまくったんです。
そしたら発見!
吸血行動と、単にエネルギー源として、水や花の蜜を摂取する行動とは異なり、この2つは全く別物です。
やっぱりそうじゃん!
さらに続けて、
血液型による刺されやすさの実験をして、必ずダントツにO型が刺されやすくなることはありません。テレビ番組はあらかじめ、コンセプト、ストーリー、結論まで決めてから制作していることが多いのを実感しました。取材を受けても、研究者の意図が十分に反映されずに制作されることが多いことを知っていただきたく思います。制作会社が強引に結果に結びつけることも多いと考えます。
引用元:害虫防除技術研究所(http://www.gaityu.jp/syosaibloodtype.html)
うお~、何とも心強いお言葉!
しかもこの害虫防除技術研究所さんって、蚊の実験とかの専門みたいでメッチャ信頼できるじゃないか!
さらに、このお言葉、誰の意見なんだろう?と思って調べていくと、
監修者は「医学博士 白井 良和」というお方。
ん?
さっきの蚊の実験してた白井さんじゃないか!
そんなわけで、よく耳にする「O型刺されやすい説」がそんなに信ぴょう性の高いものでは無い
ってことが分かるんじゃないでしょうか?
O型が蚊に刺されやすい説のまとめ
こんな感じで、実際の実験から言えるのは、
O型が蚊に刺されやすい、というよりはA型は蚊に刺されにくい「かも」
ということなんじゃないかな~と思います。
しかもあくまで「かも」っていうだけです。
ただ個人的には、
B型も、いや特にAB型だな
人数比率と実験結果から考えると
AB型の方が刺されやすいんじゃない?
とか思いますよ。
そういえばウチの夫AB型だけどメッチャ蚊に刺されるし、
自分でも何故かすげ~刺されるって言ってるしさ。
これはきっとこれに該当しまくってるからだろうな。
A型に関しては、どう見ても刺されにくいとしか考えられないのは悔しいところだけど、
ひとまず「O型は蚊に刺されやすい説」は鵜呑みにしなくていいんじゃないかな~
ということが言えるんじゃないでしょうか^^
O型はどの血液型にも輸血できる有難い存在なんだ!
というのを誇りにしてるので、なんとかO型に明るい発表があるのを期待してます。
あれ、輸血で思ったけど、
蚊って色んな血吸って大丈夫なのか?