うなぎのアレコレ。毒があったり食品業界の陰謀があったり・・・
2018/03/02
もうすぐ土用の丑の日だ~!
普段は食費にあまりお金かけないんだけど、こういう時は奮発してもいいよね~
とか思ってたら、
ウチの夫が、うなぎが嫌いだと言い出した。
なんでも、あの皮のヌルヌルが嫌いとか。
あと、
「うなぎの味じゃなくて蒲焼のタレの味だ、みんな騙されている!」
とまで言ったりする^^;
1番の理由は昔、骨が喉に刺さったからで、それ以来二度と食べないことを決めたとか。
そして、
「あんな毒あるもん、わざわざ食うのは愚行!」
とか良くわからんこと言い出すのです。
そんな成り行きで調べた、うなぎに関するアレコレをまとめてみました。
うなぎに毒がある?
って、うなぎに毒ある!って夫のデマカセかと思ってたんですけど、
ホントに毒があるみたいですね。
どうも血液中に毒があるみたいで、それも結構な猛毒。
大量に摂取すると吐き気・呼吸困難に陥ることもあるとのことです。
どうもスタミナ食というと血に栄養があると思っちゃいますが、
生血の丸呑みなんて愚行はしてはいけない。
よく知ってたな夫よ。
釣り人には常識なのかこれ?
でも普通に食べるよね?
この毒は熱に弱いということで、60℃以上で5分加熱すれば毒は無くなるみたいです。
だから大体蒲焼とか白焼きで食べるんですね。
刺身って見たことないですもん。
注意すべきは
そんなわけで、普通に生活してればこの毒の被害に遭うこともないだろうし、
実際に国の調べでも、うなぎの毒による被害っていうのは無いそうです。
なんですけど、一応注意しないといけないのは、
うなぎのつかみ取り(今もあるのかな?)とか釣ってきた場合ですね。
ウチの場合は夫が知ってたんで大丈夫ですが。
調理時に気をつける
加熱して調理するから大丈夫だと思われそうですが、
粘膜や傷口にうなぎの血が入ってしまうと、炎症・化膿を起こすので、
注意する必要があります。
実はうなぎの職人さんのあいだではあるあるだとか。
最悪の場合失明するとかって怖いこと書いてるサイトもありますが、
相当多量目に入った場合なんで、普通の量さばいてる限り流石にそこまでには至らないです。
ヌルヌルにも毒がある
血液ほどではないけど、ヌルヌルにも毒が含まれているそうです。
なので、調理時にそのままの手で目を触ったりするのは危険です。
刺身は絶対にNG?
私は見たことないんですが、刺身を出してるお店もあるみたいです。
この場合は、しっかり毒抜きされてるはずなので、刺身は絶対にNGってわけでもないそうです。
ただ、めちゃめちゃ高いんだろうな~。
というのも熱以外で解毒するには、血を全て抜くしかないので、
血が固まりにくくしつつ何度も何度も念入りに血抜きをするそうなので。
具体的には、
焼酎と塩を混ぜた氷水に数時間漬ける、というのを完全に血抜きできるまで繰り返すそうです。
うなぎの刺身の値段
こりゃ~うちのような庶民は手が出せないんだろうな~なんて思って、
うなぎの刺身の値段を少し調べてみると、
↑これで5,357円ってなネット販売もあったし、
うなぎの名産、静岡のお店では同じくらいの量で1700円だったりと、
ピンキリみたいです。
お店だとそこまで高くなさそうなので、旅行先で食べてみるのもイイかもですね。
似た形の魚にも注意
うなぎの他にも似た形の奴ら、正確には同じウナギ目の魚
穴子・ハモ・ウツボあたりも同じく血液中に毒があるので注意が必要とのこと。
昔夫が穴子釣ってきたよな~と思って聞いたら、
穴子にも毒あるのは知らなかったとのこと・・・。
あ、危なかった、天ぷらで食したから良かったものの・・・。
うなぎの骨が喉に刺さった場合の対処法
とりあえず普通にしてれば毒は関係無いって裏付けは取れたけど、
夫の場合は骨が刺さるってのが1番のNG要因なんだよな~。
私はあんな細いの刺さるかぁ?と思っちゃうんだけどな。
で、うなぎの骨が刺さった場合は、ピンセットで取るくらいしか良い方法見つからなかったんだけど、
逆にこれはやるな!というのを見つけました。
ご飯丸呑みはキケン!
昔っからよく言われてる、魚の骨が刺さったらゴハン丸呑み戦法、
これ実は結構キケンのようで、国からも注意喚起がされてるみたいです。
そりゃそうだよな、とも思っちゃいますが、
余計に骨を刺すだけだし、小さい子供の場合はご飯を詰まらせる危険もあるってことです。
実は取れてる?
実はちょっとしたことで取れてる場合が多いようで、
刺さってると思っても、痛みの余韻だったり、傷口が痛いだけの場合が多いそうです。
なので、痛いからってあれこれやらずに誰かに見てもらったほうがいいです。
と言うか、ピンセットで抜くと言っても誰かにやってもらわないと自分じゃ無理ですよね。
最終的には
そんなわけで、一人の場合、刺さってるか確認も難しいし、ピンセットで抜くというのも無理じゃないかな~と思います。
結局のところは、我慢するしかない気もしますが、
そもそもうなぎの小骨くらいであれば翌日には溶けて無くなっちゃうみたいです。
ただ、あまりに痛い場合や長引くようなら耳鼻科に行って抜いてもらうのが良いそうです。
経験談を調べてみると、ヒョイっといとも簡単に抜いてくれたという声が多かったです。
土用の丑の日っていつだ?
夫のうなぎ嫌いを克服させる方法は思いついてないんだけど、
うなぎのこと書いてたらやたら食べたくなってしまった!
土用の丑の日だからって理由で無理やり出してみようかと思うんだけど、
今年は7月30日が土用の丑の日のようです。
かなり無理やりだけど、昔いいとこのうな重食べたら案外美味かった
とも言ってたから、ただの食わず嫌いのはず。
そもそも、土用の丑の日って何だ?
土用と言うのが各季節の四立(立春~立冬)の前の18日間とのことです。
で、丑というのは十二支の丑のこと。
日にちを12の干支で数えていって丑に当たるのが丑の日とのこと。
うなぎ食べるのは夏だけ
土用と言うのが年に4回あるので実は年4回うなぎ祭りがあるのか~?
と思いきや夏の1回のみのようです。
そもそも昔は「”夏の”土用の丑の日」と言ってたようで、
今は”夏の”が端折られてるだけのようです。
実はスタミナ押しではない
で、何故夏かというと、スタミナ付けるためと言うのが一般的ですけど、
元々うなぎの旬は冬だから、昔の人は夏にもうなぎを売りたいから、
この土用の丑の日キャンペーンを行ったということです。
食に関してはこんなの多いですよね、バレンタインとか。
そもそも1日3食というのも、食品業界が儲かるように浸透させた習慣だとか・・・。
陰謀めいたものを感じてしまうよ・・・。
年によっては2回ある
土用の丑の日ですが、土用と言うのが18日間で
丑の日が12日周期なので、年によっては2回あるんです。
計算すると1.57回なので実は結構確率高いです。
うなぎ屋さんにとってはありがたいことですね。
と、土用の丑の日に関することをついでに調べてみましたが、
こういうのは正直ググって調べたほうが早いですね^^;
今年はいつだ?と思って調べたら即分かりましたから^^;
うへ~うなぎひとつとっても、結構色々なことがあるんだな~。
とりあえず、普通にしてればうなぎの毒は関係ないし、
今年は強引に夫に食わせちまおうと思います。
食べたら食べたで、「美味い!」とか言いやがるはず!